外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
靴やハイヒールなどを履いた際に親指の付け根あたりが痛くなる
足の親指が小指側に「くの字」に曲がっている
親指の付け根が赤く腫れている
足の裏にタコができ歩行時に痛みが生じる
今まで履いていた靴が狭くなってきた
先の細い靴をよく履くことがある
靴と親指の付け根が擦れて痛みや痺れが起こる
親指が人差し指の下に入り込んでしまう
足の指の形が親指が一番長い
関節リウマチと診断された
足のアーチが潰れている
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾とは、足の親指が小指側に「くの字」に曲がり、親指の付け根付近に痛みや腫れが生じる症状のことです。症状が進行すると、足の裏にタコができたり、歩行が困難になる場合もあります。
主な原因としては、ハイヒールなど先の細い靴を履き続けることで親指に負荷がかかり、外側に曲がってしまうことが挙げられます。また、遺伝的な要因も関係しているとされています。
外反母趾は特に女性に多く見られるのが特徴です。ハイヒールを履く女性が増え、外反母趾の患者も増加傾向にあるため、靴の影響が大きいと考えられます。ここ40年ほどで外反母趾の件数は約8倍に増加しています。
症状の現れ方は?
外反母趾の症状の現れ方としては、まず徐々に親指が小指側(外側)へ広がってきます。一般的に、曲がる角度が20度以上のものを外反母趾とし、40度以上で重度とされています。
外反母趾になると、親指の付け根の関節部分が靴に当たって擦れ、痛みが出たり、圧迫により痺れが生じることがあります。その他にも、足の裏にタコができたり、扁平足を合併するなど、さまざまな症状が現れることがあります。
さらに、力を入れて踏み込むことが難しくなり、歩行にも影響が出るため、足をかばう動きによって膝の痛みや頭痛、肩こりなどの二次的な症状が出ることもあります。
その他の原因は?
その他の原因としては、関節リウマチなどの合併症として起こるケースがあります。関節リウマチは免疫疾患の一つで、手足の関節が腫れたり痛んだりすることが特徴です。
また、足の形によって外反母趾になりやすいかどうかが変わってきます。
足の形には大きく3つのパターンがあり、足の親指が一番長い「エジプト型」、人差し指もしくは中指が一番長い「ギリシャ型」、親指から中指までの長さが揃っている「スクエア型」に分かれます。このうち、エジプト型が最も外反母趾になりやすいと言われています。また、日本人の7割はこのエジプト型だと言われているため、そもそも日本人は外反母趾になりやすいのです。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾を放置してしまうと変形が進行し、施術だけでは対応が難しくなり、手術が必要になるほど症状が悪化してしまうこともあります。
また、外反母趾と思っていたら、関節リウマチなど他の病気が原因である場合もあるため、母趾の変形や痛みを感じた際には早めの対応が望まれます。
さらに、外反母趾が進行すると親指が第2趾や第3趾の下に入り込み、これらの指が持ち上げられると同時に付け根の突出した部分が靴と擦れて炎症を起こし、痛みや腫れが生じます。この腫れが神経を圧迫すると、足にしびれが出ることや、関節が背側に脱臼してしまうこともあります。
また、親指は捻じれながら「くの字」に曲がるため、体重が爪の側面に加わり、親指の爪が次第に巻き爪となる恐れもあります。
当院の施術方法について
当院では「足の極み」という血流促進施術を行っております。
通常のマッサージは、疲労が蓄積し固くなってしまった筋肉に対して外から刺激を与え、筋肉内の血流を促進することで状態の軽減やリラクゼーションを目的としていますが、「足の極み」では、国家資格を持つスタッフが患者様の足先から頭の先まで歪みを確認し、患者様の症状に合わせて手技の内容を少しずつ変えながら施術を行います。そのため、患者様にとって最も効果が期待できる内容で対応させていただいております。
「足の極み」の期待される効果としては、ふくらはぎの血流促進、むくみや冷えの軽減、足痩せ、足のアーチを整えることによる外反母趾の軽減などがあります。
改善していく上でのポイント
外反母趾の軽減に向けたポイントとして、最も重要なのは日常生活での負荷を最小限に抑えることです。施術を行うことも大切ですが、日々の生活で負荷が大きいと軽減の効果が期待しにくくなります。
ヒールを履く機会が多い方には、可能であればスニーカーに変えていただくことを推奨いたします。どうしてもヒールを履かざるを得ない場合は、自宅でのケアを必ず行うようにしましょう。下半身や指のストレッチを行うことで、1日の負担を和らげることができるでしょう。
また、当院で施術を進めていく場合、週1回程度の通院をおすすめいたします。通院の間隔が空きすぎると、外反母趾が身体のクセとして定着しやすく、元に戻ってしまう可能性があります。身体のクセを根本から軽減していくためにも、適切な頻度で通院を心がけましょう。